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定石・手筋

【囲碁定石研究】二間高バサミpart4

【囲碁定石研究】二間高バサミpart3」では、2間バサミ定石から地に辛く打つ定石について書きました。

  1. プロが嫌う簡明変化
  2. プロの実戦で開発された簡明変化
  3. プロが研究している二間バサミの変化図とは?

まだ読んでない方は、「【囲碁定石研究】二間高バサミpart3」を読んでくださいね。

ここから鬼モードになります。
できるだけわかりやすく書いていこうと思いますが、この先は参考程度で十分です。

この定石を知っている方は少ないはずなので
ハメ手として使うのもアリです(笑)

両カカリ後の二間高バサミ定石

二間高バサミ変化1
これはよく打たれますね
みなさんも、一度は打ったことがあるのではないでしょうか。

置き碁定石?

黒が甘い定石
これは置き碁で異常なほど打たれますね。
別に、互先でも白が悪いわけではありません。
このあと白は上辺に開いて足早な展開です。
ここで気になるのが、隅のキリですね。
白の一手の価値を計算
このように上辺が黒地のとき、白のキリ(黒からは18‐3抑え)は22目のヨセです。
とても大きいのですが、地だけの手なので、上辺の黒地が確定してから打つと良いでしょう。

続いて
実践例です。
このフリカワリはよく出てくる変化なので、覚えておきましょう

よくある定石
黒は右下からの厚みが大きい場合、有力な手段です。
白としてもつぐのは形が悪く、利かされなので反発したいところですね。

超カンタン!二間高バサミのおすすめ定石

私のオススメ定石
私のおすすめの形です。
黒の形ははっきりとしていて、後での心配事はありません。
右辺も、黒1子は見た目ほど弱くないのです。

というのも、18‐8のケイマにのぞく形が白の薄みを狙ってほぼ先手になるからです。
右下が黒の場合には黒が打ちやすい進行になります。
この形は白も悪いわけではないですが、私は黒が好きです。

だからといって、

白失敗の定石
出て行くのはゆるめられ、黒地が大きすぎます。
これは白の失敗図です。

超難解型星の二間バサミ定石

超難解定石
これは難しいです。
相当研究していないと打てないですね。
白は先に出るのが上手い手で、黒に傷を残します。
黒も先ほどの図のようにゆるめると
アキ三角の愚形になってしまうのでここでは抑えます。
説明も難しいので、実践例を載せます。

実践例
一応この実践例の形は定石化していますが、今後新しい手が出てくるかもしれません。
部分的には黒打てるようですが、はさんだあとの戦いが難しいです。
中央の黒の形もまだ弱みが残っていますね。

注意ですが、右下が白の場合は白有利の戦いなので
黒はこの定石を選ばないほうが良いです。
右下に何もないまたは、黒があるときは互角の戦いです。

ちなみに、こんなのもあります
難解定石の変化
白6~黒9は利かしとみます。白は続いて右辺を打つべきです。
白6で出て行って切るのもありますが、それは定石と呼べない変化です。
実は私もよく詳しくないので、一つだけご紹介します。
マニアの方は、プロの先生に聞いて下さい(笑)

難解変化その2
ぱっと見、白地が大きそうですが
まだ将来一手手入れがいる形なので、黒の厚みで十分対抗できます。
これが最善かどうかは申し訳ないですがわかりません。
このような変化を検討したことがある、という程度です。
細かい話ですが、白17は打つべきか保留かで賛否両論あります。

戦闘型の囲碁定石

戦闘型定石
この定石、なめてるとひどい目に遭います。
黒はノータイムではねてしまうと・・・

黒大失敗の図
隅が取られてしまいます。これは白地が大きすぎます。
黒は抵抗しても取られている形です。

黒失敗その2
4のキリが上手い手で、次に辺の2子を助けなければいけませんが・・・・・・

白勝ちの図
シチョウで取られてしまいます。

よって黒は隅を捨てざるを得ないのです。

黒の正着はツケです。
白も当然はねる一手です。
黒の正着

続いて・・・
黒不満

抑えは消極的過ぎます。外を固められて白良しです。

黒は気合ではねます
黒の正着
白も上辺を強化するために2と、急所へ打つべきで5まで必然の流れです。

対して白にもいつくか変化があります。

比較的穏やかな定石
2間ハサミ定石

比較的穏やかな進行です。
白5が急所です。
黒石を弱くしておくことで、間接的に右辺白への攻めを緩和しています。

ハメ手含みの難しい二間高バサミ定石変化

2間ハサミ定石
カケツギの変化はものすごく複雑です。

最終的な結論というのはあるのかわかりませんが
私が知る限りの進行をご紹介していきます。
平凡な進行
2間ハサミ91

黒5のノゾキが機敏で、黒が実利、白が厚みの図です。
この図は双方最善を尽くしており互角です。

また、黒9で次のような変化図もあります
2間ハサミ92

この図は白に実利を与えているかわりに、左上方面への黒の厚みができます。
部分的にも互角です。
急戦
2間ハサミ93

抑えを決めずにはさむのは急戦をねらった手です。

変化一例
2間ハサミ94

前型と似たような進行になります。
これも同じく互角ですが、黒が中央へ進出しているため
これから中央での戦いが始まります。
ハメテ
2間ハサミ定石ハメ手

黒1から白4まで利かしたあと5、7がハメテです。
黒の狙いは
2間ハサミ定石ハマり

白は生きているかも微妙ですが、このように白を封鎖したいということです。

正しい白の応手は
2間ハサミハメ手破り

このように、味をつけて生きます。
黒は白に生きられた上に傷が残り、隅の地も損なのでハメテは失敗です。

では、カケからの一般的な進行を見ていきましょう。

抑えが普通です。
このあとは、中央での乱戦になるため、相当のヨミの力が要求されます。

今回はココまでです。
次回は私の大好きな定石をご紹介します。
次回の記事>>>【囲碁定石研究】二間高バサミpart5

さいごまで読んでくださってありがとうございます。
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ABOUT ME
yuki
日々研究に追われる理系大学生。専門は脳科学。 趣味は囲碁と中国語。 性格はおだやかで人懐っこいと言われる。 詳しい自己紹介はyukiのプロフィールをご覧ください。