【囲碁定石】中国流研究part2

2018-02-11

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では、中国流研究の続きを書いていきます。
前回の記事は【囲碁定石】中国流研究part1をご覧ください。

中国流ポピュラー定石

2、変化の多い中国流定石

積極的な定石

中国流の実践で一番多く打たれるのが、このハネです。
スミにはあまり厳しくありませんが、上辺の戦いを少しでも有利にしようという手です。
ハネのとき、白は基本的にスミは放置します。
普通の進行

2014年のスポーツアコードの実戦です。
プロの実践図
女子個人敗者復活トーナメント準決勝
黒番;金彩瑛2段(韓国) 白番;黒嘉嘉6段(台湾)
黒中押し勝ち

黒は相手の中国流を意識してか、ひたすら足早な感じですね。
対して白は中国流らしく手厚く構えていて、これから仕掛けていこうという作戦です。

スミの死活ですが
隅の死活解説
現時点ではコウです。

つまり
白からすると1手では死なない
黒からすると1手では取れないので
お互いに放置していることが多いです。

なぜ現時点かというと・・・

変化図解説
このように、上辺が黒ばかりになると白は逃げ出せないため死んでいます。
厚みのある中国流では、白は油断できない形なので、注意しましょう。

3、珍しい中国流定石

珍しい定石

この手は中国流の中でかなり珍しい部類でしょう。

のちに、


このような方向から攻めることができます。
白の受け方も全局的な判断が必要な形です。
ただしこの考え方は相当難しく、私も使いこなせません。
かなりの上級者向けか、打ちなれている中国流マスター向けといえるでしょう。

ごちゃごちゃした碁が好きな方は試してみると面白くなるかも知れませんね(笑)

③中国流対策の裏カカリ

1、一般的な中国流対策

白の工夫の定石
一般的な中国流対策として、小ケイマの裏カカリは多く打たれます。
少し前に大流行した手ですね。
黒には様々な変化があるので、見ていきましょう!

ⅰ)地に辛い中国流

普通の進行
中国流を打って地に辛く打つというのは一時期流行った打ち方で、今でも有力です。

また、この図のとき
黒の仕掛けの図

ノゾキを決めるときもあります。
白もつなぐのは利かされなので、押しで頑張りたいところです。
すぐに出て行くのは
黒失敗の図

出る手とシチョウの手が見合いになり、黒失敗です。
よって黒はノゾキ1本でやめて、他の場所に打つことになります。

ツギもあります。
分かりやすい定石の図
これは地に辛い中国流よりは、厚みのある中国流の戦略を重視しています。

やや損ですが、わかりやすさでは一番でしょう。
黒は中央への影響力が強く、地にはややあまい形です。
白はヒラキが一番わかりやすく、打ちやすくなる手です。

黒からの継続手段としては
黒の狙い

これが狙いです。
ただし、白も固めてしまうので、場合に注意しましょう。



ⅱ)戦いの中国流定石

黒が攻撃的な定石

黒は中国流の厚みを活かして挟む手もあります。
白はサバキの基本どおり、ツケギリです。
これは黒の受け方によってさばき方を変えようとしています。
他の場面でも使えるので、覚えておきましょう。

以下少し難しいので、簡明主義の方は次の変化図へジャンプ!

黒失敗の進行
対して黒は、
白のサバキの手筋

続いて
黒大失敗

白1は4の1路下です。
これは最悪の進行です。
はさんだ黒石が弱くなった上に、黒模様のかけらもありません。

中国流は黒が主導権を握るための布石ですから
こんなに弱い石を作ってはいけません。
ちなみに、中国流に限らずこういう変化は基本悪くなるので
考えるのもためらいます。

黒の正着
黒の正着は
黒の正着

サガリです。
黒が多いところなので、一番厳しく行きましょう。

このあとの変化は多く、工夫のしどころです。
才能を発揮する場所ですね。
自分で考えて趣向の一手を打ってみましょう。

といっても難しいので、変化一例を載せておきます。
変化参考図

白の狙いはしめつけです。
スミを捨石に、外を固めます。
この進行は黒失敗で
黒失敗
白大満足の図です。
1線のアテまで利くので、心強いですね。
中国流は自分が主導権を握る、というポイントは忘れないようにしましょう。

黒の正着は前図黒6で
黒成功
スミを取りに行かずに逃げるのが厳しい手です。
これは互角です。
スミは生きさせても、中央の戦いで主導権を握れます。
このように、戦いになったときが中国流の見せ所です。

2おすすめの中国流対策

白の穏やかな戦法
オオケイマは、おだやかな進行にしたいときに有力な手です。
中国流で主導権を握ろうとする相手の狙いを打ち消す作戦です。

ⅰ)地を意識した中国流の布石

最も穏やかな進行

張栩九段が白番でよく打ってましたね。
中国流の黒としても右辺の地が大きくなりそうで、不満はありません。
これも一時期流行った地に辛い中国流です。

ⅱ)戦いを意識した中国流の布石

黒が仕掛けた進行

はさまれても、白は特に戦いには持ち込まなくて十分です。
これは井山名人も世界戦で使った布石で、白が軽くさばいていく進行です。
黒は主導権を握るための打ち方なので、無理な攻めは中国流の良さを引き出せません。
じっくりとせめて地で得するように気を付けましょう。

以上中国流研究でした。
みなさんも自分だけの布石を研究してみてはいかがでしょうか?

さいごまで読んでくださってありがとうございます。
今までの全記事のまとめは記事のまとめページからご覧いただけます。

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