初段からのおすすめ詰め碁8選

2018-05-23

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みなさんこんにちは。
yukiです。

今日は詰碁の本をご紹介します。

強くなりたいと思ったとき
真っ先に考えるのはどんなことですか?

棋譜ならべ、指導碁、対局

どれも大切ですが、絶対に欠かせないものがあります。

それが、詰碁です。

あの有名なイセドル九段も、世界チャンピオンに輝くまでに
2万問の詰碁を解いたと言います。

一力遼さん、藤沢里奈さん、芝野虎丸さんなど数々のトッププロを輩出している、洪道場では毎日詰碁を解かせます。
また、特別試験として一か月に1600問の課題を出したこともあります。

詰碁は世界中の強豪チームでは必ず重視しています。
だからこそ、彼らは結果を出しています。

ここでは、有段者のみなさんに向けてそれぞれ最適な問題集を紹介しています。
級位者、初心者向けは

みなさんも是非チャレンジしてみてくださいね。

初段からの詰め碁5選

①碁経衆妙


詰碁の入門となる問題集です。
手筋の基本、基礎がたくさん詰まっています。基礎とはいえ、アマ初段~6段レベルまで種類豊富です。数々の芸術作品もおさめており、シチョウ問題など、鑑賞詰碁もあって非常に楽しく詰碁に取り組むことができます。

碁経衆妙の詰碁は特に、実戦で頻出するため即戦力の詰碁としても知られています。
また、手筋がきれいで考え方の基本にもなるため、子供囲碁クラブや初心者教室では好んで引用されます。独学ではどうしても我流になりやすいため、碁経衆妙を読んで、筋の良い手を学ぶことが重要です。

古典詰め碁の中では比較的やさしく、詰め碁に自信のない方でも十分楽しめます。
本格詰め碁の入門として是非おすすめしたい一冊です。

読者レビュー

実戦力を鍛える問題集
満足度:★★★★★
本書『碁経衆妙』は江戸時代に林元美によってまとめられた作品です。『碁経衆妙』とは“碁の玄妙な手筋を多く集めた本”という意味だそうです。全520題というボリュームで、易しいものから非常に難解なものまで幅広く取りあげてあり、碁を憶えたての人から高段者まで楽しめる内容になっています。この時代の書物の編纂では、先代の優れた作品を併せて載せるのが習わしになっていました。従って本書には、中国と日本の古典から厳選したもの(『玄玄碁経』より28題、『官子譜』より37題、『発陽論』より42題、計107題)が含まれています。これ以外の大部分(約8割)を占めるのは、林元美が新たに作ったり、自らの打碁に現れたりしたものです。内容は、生、死、コウ、攻め合い、追い落とし、ワタリ、ワリコミ、ナカテ、連絡、切断、シチョウとバラエティーに富んでいます。これらは従来の古典にあるような、いかにも“つくりもの”と思われる珍形ではなく、実戦によく現れる形を取り上げています。この実戦力を鍛えることに主眼を置いた点が、作者が最も腐心したところであり、本書の大きな特徴になっています。実戦に役に立つトレーニングができ、先代の遺産にも触れられる、誠にうれしい1冊です。―Review


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②玄玄碁経


碁経衆妙に並ぶ三大古典詰碁の1つです。
碁経衆妙よりは難易度が高く、より読みのある一手が要求されます。
後半は難問ぞろいで、詰碁愛好家にも親しまれています。
この本も実践での応用力が高く、必須の一冊です。

玄玄碁経の手筋は古典ながら現代のプロ棋士は全員読んだことがあるほどの超定番詰め碁集です。
また、棋譜解説でも引用されるほど有名かつ、質の高い詰め碁が詰まっています。

最初に本を開いた時には、今までの感覚で解くことができずに戸惑うかもしれませんが、何度も見ていくうちに新しい感覚が身につき、すぐに答えの見当を付けることができるようになります。

これが詰め碁をする意味でもあり、自分の成長でもあります。
それほど読者を成長させてくれるのが玄玄碁経です。

読者レビュー

囲碁は宇宙の真理
満足度:★★★★★
かれこれ40年以上囲碁を打っているが、囲碁の奥深さは計り知れない。白と黒の石を交互に打ち、自分でも想像できない局面が展開される。ひとつは軌跡であり、人生そのものを現しているように見える、打ち終わった後はその軌跡は崩され何も存在しなかかった状態になる。もうひとつは石を置き単純に見える局面でも、その奥に計り知れない可能性を秘めている、2進数であり無限である。囲碁に対しそのような思いがあったが、玄玄碁経にはすでにそのことが書かれていたので驚いた。詰碁の最初の課題でもわからない、今後死ぬまで少しでも上達していきたい。―Review

満足度:★★★★★
最も速効性がある囲碁上達法として、プロ棋士が口を揃えるのが、「詰碁の学習」です。現在入手できる詰碁本は種類が多く、選ぶのに迷うほどですが、何を頼りにすればいいのでしょうか。布石と定石に関する本は、最新の研究成果が盛り込まれた新しいものほど良いと言われますが、こと詰碁に関しては、囲碁の長い歴史を生き残ってきた古典ほど、信頼できるものはありません。この『玄玄碁経』は、650年前、中国元代の二人の高手により生まれた古典であり、特に珍籠之部(詰碁の部)は、後に日本でつくられた詰碁本に多大な影響を与えました。呉清源師は『呉清源棋談』で、聞き手の川端康成氏に、「『発陽論』、『碁経衆妙』、『死活妙機』といった日本の本の詰めものは、中国の『玄玄碁経』から多く取っています」と語っています。まさに“詰碁の原典”ともいえる究極の詰碁本です。珍籠之部には、隅の部(簡明編50題、難解編63題)、辺の部(簡明編50題、難解編50題)、中央・攻め合いの部(31題)合わせて244題(各問に意味深長な題付き)の作品が収められています。簡明編はアマ3段程度、難解編はアマ5段以上のレベルと思われます。解説は、創作詰碁の大家、橋本宇太郎九段です。橋本先生は、「『玄玄碁経』の特に珍籠の部は若い頃、真剣に取り組みまして、碁の玄妙さに深く打たれたものでした。そうした経験からその後、詰碁を創作するようにもなり、一日に一題は作る習慣がいつの間にか身に付いてしまいました。これとても『玄玄碁経』に出逢ったからこそと思っております。」と述べています。また、珍籠之部の前には、格調高い漢文の序之部(囲碁の起源と精神、意義、戦術等について、現代語訳付き)、定勢之部、対局之部が置かれ、これぞ“中世の囲碁全書”ともいうべき魅力と趣をたたえています。いつまでも繰り返し楽しめ、また味わえる書物となることでしょう。―Review

玄玄碁経や碁経集妙は数種類の問題集が発売されています。
その理由は、原本は文字が読みにくかったり、現代と表記法が違ったりと、読者にとって優しくないので、改訂版が主流になっているためです。

収録問題はほぼ同じなのですが、本の大きさやコラムなど、細かな違いがあるので比較してみてください。
これは私のオススメです。
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③加田克司傑作詰碁


意外にも、あまり知られていないかもしれません。
しかし、院生をはじめプロを目指す人は必ず手にするほどの良問ぞろいです。
加田詰碁は古典詰め碁より少し難しいので、アマチュア3段を超えた方から挑戦するのが良いかもしれません。

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加田詰め碁集は基本詰碁の分類に入り、死活の基本知識やシンプルな手筋を鍛える問題集ですので、よくある斬新な創作詰碁集とは違います。

読者レビュー

煌めく古典として
満足度:★★★★★
中国起源の詰碁 より 断然煌めく古典と成ると思われます。「詰めて下さい」と問いかけでなく
「並べてみてください、この心地よい 白 黒の石の調べを」と問われているような気がします。
巻頭にも 考え込むより 回答を見て 並べてください と書いてあります。作者の意図は 先に書いて事だと思われます。手にした私は それで良いと思いますし これで強くなったとは思いません 良い物に出会えたと思いました―Review


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④橋本宇太郎 詰碁歳時記


詰め碁作家といえばこの人、橋本宇太郎さんです。
現在でも、多くのプロ棋士が詰め碁製作に励んでいますが、
みなさん口をそろえて橋本先生の詰め碁は素晴らしいと言っています。
その素晴らしさは
シンプルな問題に隠された斬新な正解図です。
この詰碁集は、傑作と呼ぶにふさわしい問題が揃っています。

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この本には橋本先生のエピソードも書かれています。
囲碁という世界にひたむきに打ち込んだ一人の棋士の物語を、詰め碁と一緒に体験できるのも素晴らしい魅力です。
読者レビューには
かずたんさんのブログをご紹介させていただきます。
様々な棋書をレビューしてくださる、とても勉強熱心な方です。

橋本詰め碁は、プロを目指す子供達も積極的に取り組む詰め碁です。
創作詰め碁とありながら、基本的な死活や実戦応用力の高い詰め碁が勢ぞろいで、有段者なら絶対におすすめしたい詰め碁の一つです。
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⑤キミオのおもろい詰碁道場


なんといっても読みやすい!
3世代の家族が主人公となって各詰め碁に取り組みます。
小説並みのセリフ数に、傑作ぞろいの詰碁。

わたしは中学校の頃、この詰め碁をよく読んでいました。
詰め碁というと問題図がひとつ載っていて、単調で質素でつまらないイメージがありました。しかし、この問題集では、如何に読者に楽しんでもらうかを重要視しており、詰め碁が苦手な方でも十分に楽しんでもらえるような設計になっています。

内容(「BOOK」データベースより)
実戦詰碁から、オリジナル難解詰碁まで87題。級位者から高段者まで、楽しめます。
難解詰碁も、図をふんだんに使って読み筋をナビゲーション。
山田九段が、半生を振り返る、おもろいエッセイ50篇。
著名棋士のここだけの話20篇。イニシャルトークで、あなたのマニア度をチェック。

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実践的な問題が多く、見たことのある形が多いです。
それに加えて、後半は高段者も頭を抱えるほどの質の高さ。
詰碁嫌いのあなたも、この本に出会えばきっと詰め碁の面白さに魅了されるでしょう。

読者レビュー

詰碁の手筋(有段レベル)を勉強したい方に最適です
満足度:★★★★★
本書は、第1章で基本死活17型、第2章で低段レベルの詰碁50題、第3章で高段レベルの詰碁20題を取り上げています。形式は筆者とアマチュア(第1章は1級、第2章は3段、第3章は5段を想定)の対話形式で問題を解いていくもので、第1章は1型あたり1~4ページ、第2章は1題あたり4図、第3章は1題当り12図で解説しています。
第1章は「新早分かり死活小事典」で取り上げられているような、どうやっても生きや死にだったり、複数の手がある形も取り上げるなど詰碁とは趣が違っています。
第2章は、手数が長い詰碁が多く、級位者向けというより低段者向けの出題です。出題のページに失敗図が1つ載っています。全て殺す問題です。
第3章は、第1手目の候補が7つも8つもありそうで、級位者(当方3級です)ではどこから手を付けていいのかわからない図が多いです。しかし、12図も使って丁寧に解説しています(それでも級位者では失敗図1つをとってもそれが失敗であることを確認するために一生懸命読みを入れなければならない感じです)。ここも全て殺す問題です。
このような本書ですが、特に第2章がお勧めだと思います。
詰碁は読みを鍛える効果と手筋を習得する効果があると言われています。本書ももちろん両方の効果があるのですが、手筋を習得する効果という点で他の棋書より優れていると思います。具体的には、本書の第2章では、5つの形を10題ずつの似通った類型にして合計50題出題しています。(難易度は低段者レベルだと思います)中には石の形は全く同じでダメツマリだけが違っている問題もあります。
この10題の石の形と正解図を比較検討することで「この形はここが手筋なのか!」「この手筋とこの手筋を組み合わせるとこの形を殺すことができるのか!」ということが分かります。このやり方は詰碁をばらばらに解くよりも手筋の理解が早まります。


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高段以上向け3選

①張栩の詰碁


一時期大ヒットしたの詰め碁集です。
改めて出題という形式で、同じ問題でも相手の抵抗による変化をたくさん練習できます。

この工夫によって難易度が下がっていくので高段者から級位者まで楽しめます。

中には実戦詰め碁もあり、張九段になりきって問題に取り組める面白さもあります。また、張栩さんと泉美さんの馴れ初めエピソードも、泉美先生直筆の他では見ることのできない内容となっております。

中には実戦詰め碁として棋譜付きで詰め碁までの流れが紹介されているところもあります。
このような形に慣れ親しむことは、基礎詰め碁を実戦で応用する上で非常に重要です。

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読者レビュー

珠玉の詰碁がステップバイステップで理解できます
満足度:★★★★★
詰碁の神様、張栩先生の珠玉の作品が
見やすい装丁で楽しめます。解らない場合は、次のページで少しずつレベルを下げ、
ステップバイステップで詰碁を解く楽しみを味わえます。

囲碁・低級者の方も
満足度:★★★★★
私は、囲碁は16級以下という低級者。現在、通信教育で勉強中。
そのテキストの中に「まだ、実力のない方は詰碁の問題をできるだけたくさん、”眺めて”ください。必ず詰碁の問題には共通点があります。レベルの高い問題もどんどん見て下さい」とありました。
この本は、プロ向きから級位までの問題が収録してあり、問題の図も大きくて見やすい。一冊の本で幅広い詰碁に接することができる。
小林泉美さんのエッセイは、暖かいものを感じさせる。問題を解いて一服したいときの一杯のコーヒーのようだ。
また、この本によって「囲碁の世界は近寄り難い」という雰囲気を取り去ることが出来るよう願っている。-Review

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②鬼手・魔手


本の価値が檄レアなんです。
さらに超難問ぞろいの詰碁集です。
難しい詰め碁の代名詞である『鬼手魔手』は、プロでも間違えるほどのレベルです。

しかし、現在の若手棋士や院生上位にとってはこのレベルの詰碁を解くことが日常化しています。それは上記の詰碁を解きつくし、脳内の大量のデータベースがあるからこそできる芸当です。

そうでなくとも、碁盤に並べて眺めるだけでも楽しめるほどの難易度です。実践的応用性は0ですが、思考力は格段に鍛えられます。

とある問題が生じて生産中止になったのですが、中古版がまだ出回っています。
みなさんは現物を見たことがありますか?

読者レビュー

採用試験レベル
満足度:★★★★★
手に入れたら大事に保管して欲しい
今は無きプロ級詰碁
採用試験レベルです-review

最高級の詰碁集
満足度:★★★☆☆
プロを目指す人たちは、どんな難解な詰碁でもすばやく解けるようにならないといけない。今現在のプロも、かつてのプロも、それに代わりはない。第一プロであれば、どんなにムヅカシイ詰碁でも、2〜3秒もしないうちに解いてしまう。これが当然であると知ったときには、正直、恐ろしさを感じた。
この本の詰碁の作者(?)である権甲龍先生が主催されている権道場は、韓国でプロを目指す人のための登竜門。日本でいえば緑星学園か。そこで使われている教材の一部であるだけあって、難しすぎる。私の手には負えない。降参。
だからといって、手元においておく価値はある。今の私の実力では全く解けないが、この本の詰碁、いつか解いて見たい。解ける実力になりたい。囲碁の勉強に対するモチベーションをあげるには、絶好のアイテムであると思う。
評価は星3つと低めに設定させていただいたが、あくまでも「難解すぎる」為。県代表以上の実力者には5つ星の評価とするところだ。-review

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③洪道場秘伝問題集


新世代の詰め碁集です。
問題は全て洪道場生が作ったものです。

洪道場では詰碁を最重要視しています。
トップの道場生は道場に置いてある数千の詰め碁を解きつくし、それに飽き足らず自分で問題を作ってしまいます。
その傑作詰め碁を集めたのがこの本です。

現在、井山祐太さんが日本のトップに君臨していますが
きっといつか洪道場が
天下を取る時代が来るのだろうと思います。

そんな彼らが
修行時代に手がけた詰め碁の数々を是非ご覧ください。

読者レビュー

碁の底力が身につく
満足度:★★★★★
級位者から有段者まで利用できる構成になっている。出題図自体はかなり難しい問題が多いが、解説で、数手進行した時点で「改めて出題」となっており、そこでもう一度考えることにより正解にたどり着く方法が用いてあり、繰り返し解くことにより碁の底力が養える。

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効率的な詰碁の学習方法

種類を増やすこと

『同じ詰碁を繰り返しとくのと
新しい問題を解くのはどちらのほうが効果が出ますか?』

というのは、よくある質問です。

結論から言うと、問題の種類を増やすべきです。

たしかに、繰り返し解くことは大切です。
しかし、同じ問題ばかりを解いていては自分の発想の幅が広がりません。

強い人はたくさんの詰め碁を知っています。
そして、それをベースに実戦で応用させています。
そのベース量を増やすことが第一です。

時間を計って解く

詰碁学習は単調な作業なので、途中で飽きてしまったり、集中力がなくなってしまうの仕方のないことです。

そこで役立つのが、対局時計です。

一問あたりの制限時間を設定して、解いたらボタンを押すことでエンドレスに詰碁タイマーとして働いてくれます。
実は、日常的にも非常に便利な対局時計です。

簡易版だとお値段もお安く済みます。
機能的にはやや劣りますが、十分使えます。

おわりに

いかがでしたか?
囲碁の上達に詰め碁は欠かせません。

日本には古き良き本がたくさん残されています。
今の中国韓国のトップ棋士も、それらを学んで強くなってきました。

みなさんも自分に合った本を探して
ライバルをびっくりさせてみましょう♪

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