中国メディアが語る日本が勝てない3つの理由。

2018-05-06中国囲碁ニュース

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こんにちは。
今回は、中国の囲碁メディアの記事を翻訳してみました。

この文章は日本語を翻訳した中国語の記事なので、翻訳者が原文中にいますが、気にせず読んでくださいね(笑)




日本囲碁界が中国韓国に圧倒されている理由

文章:微博@我是找借口安静
テーマ:[囲碁]なぜ日本国内最強の井山裕太七冠は世界ランキング二桁なのか?中国・韓国棋院の強さの秘密とは
『NAVERまとめ』より抜粋
写真:元の写真のサイズが小さすぎたので、他のウェブページから引用、翻訳した
找借口安静 『これはみんなが関心のある問題だ』

翻訳者より:まずみなさんに、日本棋士の世界ランクをご紹介しよう。(毎月更新)

世界ランク表

↑最新のランキングが見れます。

このランキングは世界の棋士を対象としており、合わせて実力評価を行うものである。

全ての対局は多かれ少なかれ勝ち点として計算されるが、国際大会での成績は時に点数として加算されないことがある。

そのため各棋院所属の誤差を最小限にして、なるべく棋士のポイントを正確にする必要がある。

ポイント信頼度(RD)が高い棋士はこの序列に入らず、またAIとの対局もポイントに加算されない。

本文のランキングはこのようなシステムに基づいている。またこれは2016年4月のものであるため、本文で示されているものとは変動している可能性がある。

2018年4月に発表されたランキングによって、原文のランキングも改変した。その他の部分は原文に忠実に訳しており、翻訳者である私の如何なる主観も含まない。

以下より本文が始まる。

国内最強の井山裕太七冠、しかし世界ランクは19位

日本のエースは井山裕太

2016年4月20日、井山裕太は囲碁界史上初となる七冠所持の棋士となった。

しかし世界ランキングのリストの中には、井山裕太が19位に並んでいる。日本第2位は許家元で103位である。

ランキング上位は中国棋院、韓国棋院の棋士が占領している。では、なぜこのように差が大きく広がっているのだろうか?

本コラムはこの状況に基づいて調査している。

理由1:ルール上が異なる

囲碁というゲームについて、アマチュア強豪の安永一はこのように言った。

『日本囲碁は地の争いであり、中国囲碁は石の生存を争うゲームである。
ルールの違いとして、碁盤は奇数の目による先行の利を打ち消すため、コミというものを設定して
黒と白の差を同等にするところにもみられる。
(注*日本と中国のコミの目数差を言っている)

囲碁において、後手の不利が明らかなので
終局のとき、先手から後手側に一定の目数を『コミ』として与える。
中国ルールと日本ルールではこの目数が異なるのである。

他にも、『アゲハマ』と『セキ』の価値も異なる。

これは日本ルールでは勝ちの状況でも、中国ルールでは負けとなりうる要因である。

世界大会の経験豊富な井山裕太でも、当然このルールは知っていたのだが、
しかし碁盤上で、小さなセキを見落として負けるというミスを犯した。

もしあのとき気づいていたのなら
彼はもっと良い選択肢を取っていたことだろう。

井山はこの碁で、『日本ルールでの最善策』という幻覚を見たのかもしれない

実際には、ルールの区別はあるものの、勝ちが負けになるというのは少ない。

他にも、日本国内の対局での持ち時間は長いため、日本棋士が国際試合の持ち時間に対応できないという事態もある。

理由2:環境、制度上の違い

小さな頃から彼らの訓練量には大きな違いがある。特に中国では、
全国各地から優秀な子供が1つの場所に集められ、

囲碁一筋の生活の中、彼らは勉強させもせずに囲碁に向き合っている。

韓国でも、同じように国を挙げた体制を取っており、地方から中央へ棋士を集める。

昼間は学校に通い、夜は囲碁をするという日本の教育と比べると、子供時代の学習量の違いは、将来の届かぬ差に繋がるのである。

2、30年前、日本の棋士は世界の中で圧倒的強さを誇っていた。

しかし韓国の李昌镐のような天才棋士が生まれると、韓国は囲碁の熱気がさらに高まった。

同時期に中国でも天才棋士が生まれ、国家に棋士育成の重要性が浸透した。

各国で囲碁への重要度が異なり、日本囲碁界は次第に中韓両国に越されるようになった。

理由3:価値観の違い

中韓の囲碁と日本の囲碁の最大の違いは、日本は囲碁を1つの芸術と捉えていることで、

中韓は競技として捉えていることにある。

日本は囲碁を芸術と捉えるため、形を非常に重視して、勝敗を超えて美しい棋譜を残すことを目的としている。

これは古来からの日本囲碁の最大の伝統である。

和服を着て、たたみの上で囲碁を打つのは日本の文化である。

日本では畳の上で囲碁を打つ

日本の囲碁は単にゲームではなく、『和』の尊厳の上に成り立つものである。

実際に日本の囲碁は他の国家と比べて時間が長く使え、悠々と囲碁を打つことを好む。

どの国家も囲碁への視点が異なる。
日本は囲碁の勝ち負けにかなり淡白だか、他の国家は非常に強いこだわりを持つ。

特にアジア人は頑なに力強く戦う精神があり、これが日本を世界のトップから遠ざけたのであろう。

 

負けに対する姿勢も、日本棋士と他国の棋士では違いが見られる。これは彼らの囲碁への価値観の違いが生み出した違いだ。

理由4対局数の違い

日本囲碁界が国際戦でうまくいかない原因は

多くの囲碁ファンはよく、対局数の少なさを例として挙げる。

日本では、一年で70局に達するのはなかなか見かけず、80、90局となるのは数年に一度のことである。

対して韓国では、2005年の崔哲瀚九段の対局数は99局で、66勝33敗であった。

時に100局を超えることもある。

韓国のトップ10の棋士は年間対局数が70を超える。
多くの日本棋士の世界戦の不調の原因はここにあると評価される。

少ない対局数では技を磨くことも難しいのである。

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日本のトップ棋士とその他の棋士の対局数には大きな隔たりがあると言わざるを得ない。

だか、ある人は日本の棋士は中韓に比べて1局の持ち時間が長いため

対局時間としては大きな差はない。

したがって、日本の棋士の不調と対局数には関係はない、と言う。

日本棋士の巻き返しを期待する

第25回アジアテレビ囲碁選手権決勝が30日、

東京都のあるホテルで行われた。

井山裕太王座は韓国の朴廷桓九段に白番中押し勝ちをおさめ、優勝に輝いた。
これは日本棋士8年ぶり10回目の優勝である。

第25回テレビアジア囲碁選手権井山裕太優勝

2013年の世界大会で、日本棋士が8年ぶりに優勝した。

これは日本棋士が国際戦でまだ戦えることを証明した。

日中阿含桐山杯優勝者の

第17回阿含桐山杯日中対抗戦が12月25日、四川省成都香格里拉酒店にて行われた。

最後は井山裕太が黄云嵩に228手白番中押し勝ちをおさめ、勝利を手にした。

これは日本棋士の13年ぶりの勝利であった。

2015年末の日中対抗戦でも井山裕太は勝利を収めた。

『井山裕太は現在調子を上げてきている。今後はもっと強くなるだろう。』

産経新聞記者の百田尚樹は井山裕太への期待を示し、

また『今後は人類代表として人工知能との対戦も行う』と言った。

井山裕太は『囲碁は無限の可能性をもつ。私は世界で一番強くなりたい。』と言った。

今後、大きな壁が彼の挑戦を待っている。

井山裕太に憧れて棋士を目指す子供は増えており 日本囲碁界の活力に良い影響をもたらしている。

2016年3月、アルファ碁が世界トップ棋士李世石を負かしたことが話題となった。今後は井山裕太がAIに挑むだろう。

私も日本棋士が世界戦でその強さを見せつけて欲しいと願っている。

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おわりに

いかがだったでしょうか?
記事の内容が古く、内容が少々懐かしいものになってしまいましたが、日本囲碁界の復活のきっかけとなるヒントが隠されていたように感じます。

私もこれからも日本棋士の活躍に期待しています。

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さいごまで読んでくださってありがとうございます。
今までの全記事のまとめは記事のまとめページからご覧いただけます。

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yuki

日々研究に追われる理系大学生。専門は脳科学。 趣味は囲碁と中国語。 性格はおだやかで人懐っこいと言われる。
詳しい自己紹介はyukiのプロフィールをご覧ください。

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Posted by yuki