強く、そして美しく!盤上で輝く黒嘉嘉の物語!

2018-05-25

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こんにちは。
今回の主人公は

黒嘉嘉さんです!!

囲碁界ではトップレベルの人気と実力を誇る彼女ですが、そこに至るまでには人知れぬ努力がありました。

今回はそんな彼女の物語を全訳してみました。
それでは、お楽しみください!



囲碁で作る美しい物語!黒嘉嘉の実力が光り輝く!

元の記事→用圍棋譜下的精彩篇章!黑嘉嘉以實力綻放光芒
文;魯皓平
撮影;魯皓平
2018-02-27
黒嘉嘉さん

鋭いまなざしに、溢れんばかりの気迫。
全身に感じられるオーラとじっと動くことのない姿勢。

もし目の前に可愛らしい女の子がいたとして、その子が他人を震え上がらせることなんて出来るだろうか?

しかし、彼女がひとたび碁石を握り、盤上で鋭い石運びを見せるとき、きっと人は彼女の存在を軽視することはできない。

彼女は黑嘉嘉、年齢23歳。プロ7段の打ち手だ。
さらに、台湾では最強の女性棋士である。

そこからあふれる透き通った気品、可憐な輝きは人々を魅了する。

彼女は棋道に長け、英語はペラペラ、また多くの楽器も嗜んだことがあるという。まさに聖典や漢詩の中から出て来た美女のように教養があって礼儀正しく、琴棋書画に精通している。

最近ではさらにプロ棋士という身分を持ち、その多芸さに1つ幅が広がった。
彼女はどこから見ても賢く、美しく、身分も兼ね備えており、勢い真っ盛りのスターが組み合わさったようである。

小さい頃から囲碁が好き。頭を使うロマンが好き

黒嘉嘉と両親

オーストラリアで生まれ、4歳の時に台湾に帰国した黒嘉嘉。
五歳の時に初めて碁石に触れ、ひとたび五目並べを始めるとすぐに家族全員に勝つようになった。五目並べに興味を持ったついでに、お母さんの提案によって囲碁を習った。
一度ハマると抜け出せず、囲碁の奥深い攻防戦に深く引き込まれるとは思いもしなかった。

『石を取る感じが好きなんだ!』
と彼女は言った。

囲碁の変化は非常に多い。現代に至るまで数千年の歴史があるのに、まだ変化し続けている。
『千局とて同じものはない』
異なる石運び、異なる布石、どんな些細な変化でさえも全局の行方に影響を与える。

このような特徴を黒嘉嘉はとても面白いと感じており、特別な満足感があるという。

普通、少女時代の多くの時間は、西洋人形やバービー人形を手放さないのだが
黒嘉嘉にしてみれば、彼女は子供時代からずっと囲碁が友達だった。

『私は頭を使う遊びが好きです。考えることと、自分に挑戦することが好きなんです。』

彼女は、囲碁に最も力を注いで来たこと、たくさんの支えのおかげで辛さにも耐えられたことを教えてくれた。
なぜなら、対局時間は長い時には7時間を超え、その間はずっと次の一手を考えることが非常に重要だからである。

『囲碁を学ぶことは論理的思考を作ることにすごく役立ちます!』

黒嘉嘉は言った。
『囲碁は人生のようなもの、待った無し(棋如人生、落子無悔)。どんな決断をしても決して後悔してはいけない。これは囲碁から学んだすごく大切な座右の銘です。』

碁盤の上の夢 小学生の時にプロを目指す

子供時代の黒嘉嘉

昔からずっと、黒嘉嘉の両親は2人の娘に革新的な教育をしていた。
姉妹2人にどんな勉強を強いることもなく、逆に自分が興味を持ったものをさせ、自分が好きなものを探させた。

黒嘉嘉は琵琶、水泳、体操、バレエ、書道を習った経験があり、ピアノも少し嗜んだことがある。
しかし、彼女は自分は囲碁が最も好きだということに気がついた。

小学生のとき、周可平六段門下に弟子入りした。

さらに《ヒカルの碁》の漫画を読んで忘れかけていた志と信念が再び湧き上がって来た。

彼女はプロになることを目標に奮起した。

布石から中盤、ヨセまでマスターして、黒嘉嘉は周囲から飛び抜けた存在となった。

黒石で白石をじわじわ浮石にしていく。まるで水墨画のように思い思いに描かれたその盤面から、彼女の満ち満ちた信念が脳裏に植えつけられる。
このような囲碁への情熱は、オーストラリア人の父親の仕事のため、アメリカへ引越したことによって途絶えた時もあった。

たとえ何人の友達に聞いても、自分の周りには誰一人として囲碁を知る人がいなくなったのだ。
それでも彼女は毎日放課後すぐに家に帰り、ネット碁を打った。
不断の独学、鍛錬、たとえそれが休日であったとしても。。。

更に、ライバルたちと切磋琢磨するために毎日朝5時に起きていた。

平常心を持って戦うこと。14歳でプロ棋士になる

黒嘉嘉プロになる

プロ棋士への憧れを実現させた。

2007年、13歳の彼女はアマチュアがプロになるための大会である『定段戦』に参加した。

惜しくもその時の成績は7勝4敗で、全体で20位の順位におわった。

黒嘉嘉は
『当時90人の参加者のうち2人しかプロになれなかったのに、お母さんは私が落ち込まないように、プレッシャーを感じないように励ましてくれました。むかしからずっとお母さんは私のそばで支えてくれて、私は負けたその日のことを悲しむことはありませんでした。』
と言った。

平常心を持って試合に臨んで1年後、彼女は9勝2敗、第2位の成績でわずか14歳のプロ棋士となった。

その競争は本当に激しく、まるで退路のない戦いの中、じっと落ち着いて困難を克服するようだった。

いつでも棋譜を見る。研究を欠かさない

研究熱心な黒嘉嘉

黒嘉嘉の1日の全体を通して見てみるといくぶん囲碁から切り離せないものである。

決まった時間を除いて、ネットの猛者を探しては観戦し、暇があったら大きな大会の中継を見ている。

試合後は対局の棋譜を研究し、
他の対局でも応用できるものがないかと新手を求めて勉強している。

好局から得られた事も失敗した対局で得られた事でも教訓として学び、蓄積される。

黒嘉嘉は、今ではすでに1局を通して少なくとも10手、20手先のルートを
自分が打った手に対して相手がどう応じるか、
どのようなカウンターが飛んで来くるのか、そして相手が良いと考えるであろう進行を含めて考えているという。

さらにすごいのは、彼女は自分と相手が打った石の順序と場所を全て覚えている。
たとえ数えるために整地した後であっても、正しく再現できる。
正しく棋譜を再現することについて彼女は謙遜して

『これはプロならできて当たり前のことです!』

『棋譜を並べるのは面白いです。毎日見ています!』
といった。

彼女は生活中の些細な時間でも棋譜の研究に当てている。
例えば髪を整える時に見れるし、通勤時間にも見れる。

囲碁と一体化した生活の中では、いつでもどこでも囲碁を打つことができる。

もし大会なら、局後に相手と『検討』
つまり『もう一度対局を並べてみることで、全ての一手に意義と価値があることに気づき、そして負けた原因を学ぶことができる。』

母の他界 彼女の思いをさらに強くした

晴天の青空のように順風満帆な人生に見えるが、20歳の時に変化が訪れる。

黒嘉嘉の母が2014年、白血病のため他界した。

子供の頃から黒嘉嘉に代わって全ての家事、日程管理、試合のデータ取りをしていてくれた母親だったが帰らぬ人となってしまった。

彼女は自分自身の全てに強く向き合うようになり、

新たに独立して学ぶことを始めた。

母親が病でこの世を去った時でさえ、彼女は2つの国際試合で対局していた。
さらに入賞する順位でなかったことは差し置いて、

『私はとても落ち込んで、くよくよしてしまいました。でも、今まで囲碁の道を捨てようと思ったことはありません。』
黒嘉嘉の母が他界

もしかしたら、囲碁が彼女にとって母親と繋がる重要なものかもしれない。

彼女が幼い頃から大人になるまで、母親は変わらず世話してくれて、愛してくれた。
大小様々な遠征試合の最中、母は彼女をさらに強くしてくれた。

彼女は身をもって理解した。
『私は強くならなければいけない。』

父の激励:挑戦に満ちた人生は素晴らしい

黒嘉嘉の決意

勇敢な自分へと変化するにつれて、最近の黒嘉嘉は父親の激励のもと、多彩なプロになることを約束した。

『なぜなら、お父さんは自分で法律を読むけど、弁護士になりたいわけじゃありません。去年読み切ってしまったのでこの一年は読んでいません。さらに、世界旅行に2年ほど行って、人生の目標を考えたこともあると言います。オーストラリアに帰国後、パソコンに向かって歴史の学習を始めました。そして大学で教授になりました。そして、オーストラリアに留学して修士号を取ったお母さんと知り合ったのです。そう、私の両親は教師と生徒の恋愛をしていたんです!』
黒嘉嘉は笑って言った。

お父さんは彼の人生を教訓に、私に警告をしました。
『人生は囲碁だけではいけない。多彩でありなさい。挑戦に満ちた人生も良いんだよ』

彼女はやっと自分が経験したことのない道を歩んでみることを決断した。

資産運用会社の引率のもと、化粧、礼儀作法、発声、琵琶などを習っており、子供のようになんでも新鮮に感じると言う。

もし未来の道中に、黒嘉嘉が囲碁を打つ以外でプロの世界で活躍しているのを見かけたら
また、舞台の上でキラキラしているのを見たら
さらに彩り豊かな輝きを繰り広げるだろう。

(写真提供:種子音樂

おわりに

いかがでしたか?

多くの囲碁ファンを魅了する黒嘉嘉さんですが、彼女の秘めた想いは我々の想像を超えるものだったように感じます。

私が最も心に残ったのは
棋如人生、落子無悔
(囲碁は人生のようなもの、待った無し)
という言葉。

似た言葉がある映画で使われていました。
人生如棋 落子無悔

『人生は囲碁のようなもの。待ったなし。』
という意味です。

この言葉は、一代宗師(グランドマスター)という香港映画での一言です。

人生でも、一つ一つの決定がその後の展開に大なり小なり影響を与える。だから、重要な一歩を踏み出す前によく考える必要がある。とはいえ、持ち時間の決められたゲームのように、考慮時間は限られており、いつでもじっくり考えてから決定できるとは限らない。そのため、時には後悔することも生じる。そんな時は、取り返しのつかないことをくよくよ考えるよりも、次の一手を考える方が有益だ。引用

世界中の人々を魅了する黒嘉嘉さん。
次はどのような一手で私たちを笑顔にしてくれるのでしょうか。

彼女の今後の活躍にはますます期待が膨らみます。
黒嘉嘉

この記事を書いた人→yukiのプロフィール

黒嘉嘉さんの座右の銘が出てくる映画

柯潔九段の記事も大好評いただいております。
あわせてお楽しみください>>>>>柯潔、魂の演説!囲碁ファンなら見逃すな!
柯潔涙

さいごまで読んでくださってありがとうございます。
今までの全記事のまとめは記事のまとめページからご覧いただけます。

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