資格試験対策

HSKの日程・結果まとめ。各レベルの効率的な勉強方法とは

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HSKとは国際的な中国語能力試験です。

今回はHSKの日程、申し込み方法と結果の確認方法をまとめました。
さらに各レベルの勉強方法も紹介しています。

みなさんの中国語学習にぜひお役立てください。




HSKの日程・結果・申し込み方法

HSKの日程はHSK公式サイトから確認できます。

HSKは月によって受験可能級と受験地が変わるため注意が必要です。

受験時間について

受験級と受験時間は以下の表のとおりです。

時間帯 試験 受付開始時間 試験開始時間
A 筆記(午前) 2級4級6級 9:10 9:30
B 筆記(午後) 1級3級5級 13:10 13:30
C 口試 中級 16:20 16:40
D 口試 初級高級 18:00 18:20

時間帯はA・B・C・Dのブロックに分けられ、ブロックが異なる級は併願可能です。
受付開始時刻、試験開始時刻は変更になることがあります。
試験時間中の入退室はできません(トイレも含む)。
試験開始時刻に遅れた場合、試験放棄とみなされますのでご注意ください。

申し込み方法と受験料

申込はHSK申込ページからできます。

受験部門には筆記試験と口頭試験があります。
一般的によく受験されるのは筆記試験です。両方の部門を受けることも可能ですが、筆記試験だけの受験で資格は取れます。

受験部門 受験料
筆記試験6級 9504円
筆記試験5級 7992円
筆記試験4級 6264円
筆記試験3級 5184円
筆記試験2級 4752円
筆記試験1級 3672円
口頭試験高級 7344円
口頭試験中級 5832円
口頭試験初級 4752円

HSK各レベルと難易度

HSKは一般の検定試験とは違って6段階のレベルに分かれています。

このレベルは国際基準のため、まずはレベルの確認をしましょう。
自分の学習状況、目指すレベルから参考にしてください。

HSK1級,2級

中国語の入門レベルです。

問題形式

  • リスニング
  • 第1パート
    短い文が2度放送されます。放送の内容が写真と一致するかどうか判断します。
    第2パート
    短い会話が2度放送されます。放送の内容と一致する写真を選択肢の中から選びます。
    第3パート
    2人の短い会話が2度放送されます。質問に対する答えとして正しいものを3つの選択肢の中から選びます。
    第4パート
    短い会話が2度放送されます。1人が話す内容に対し、もう1人が質問します。質問に対する答えとして最も適切なものを3つの選択肢の中から選びます。(1級)
    人の比較的長い会話が2度放送されます。質問に対する答えとして最も適切なものを、3つの選択肢の中から選びます。(2級)

  • 読解
  • 第1パート
    それぞれの文の内容に一致するものを、選択肢(写真)の中から選びます。
    第2パート
    それぞれの文の空欄に当てはまる最も適切なものを、選択肢の中から選びます。
    第3パート
    疑問文に対する答えとして最も適切なものを選択肢の中から選びます。(1級)
    与えられた2つの文について、1つ目の文と2つ目の文が一致しているかどうかを判断します。(2級)
    第4パート
    それぞれの文の空欄に当てはまる最も適切なものを選択肢の中から選びます。

    筆記問題には全てピンインが付けられています。

    1級と2級では、中国語の基礎文法をマスターすることが求められます。
    中国語の勉強法!!最も効率的に上達する秘訣とは?」で紹介されている動画を一通り見れば十分に合格できるレベルです。

    公式問題集はこちらから

    HSK3,4級

    HSK3,4級は初級レベルです

    問題形式

  • 3級のリスニング
  • 第1パート
    短い会話が2度放送されます。放送の内容と一致しているものを、選択肢(写真)から選びます
    第2パート
    問題文は2度放送されます。1人がまず短い文を言います。もう1人がその内容に関して、一文話します。(応答は試験問題に書かれています)その応答が正しいかどうか判断します。
    第3パート
    2人の短い会話が2度放送されます。その会話の内容について、もう1人が質問をします。質問に対する答えとして最も適切なものを、3つの選択肢の中から選びます。
    第4パート
    2人の比較的長い会話が2度放送されます。その会話の内容について、もう1人が質問をします。質問に対する答えとして最も適切なものを、3つの選択肢の中から選びます。

  • 4級のリスニング
  • 読解
  • 第1パート
    それぞれの文の空欄に当てはまる最も適切なものを、選択肢の中から選びます。
    第2パート
    与えられた3つの文章を正しい順に並び替えます。
    第3パート
    それぞれの問題文に関する質問の答えとして、もっとも適切なものを4つの選択肢の中から選びます。

  • 書写
  • 第1パート
    与えられた語句を並べ替えて、正しい中国語文を作ります。
    第2パート
    それぞれの文の空欄に当てはまる正しい漢字を書きます。(3級)
    写真や絵を見て、与えられた語句を使用し文を作ります。(4級)

    3級からは書写が入ります。
    これは中国語の単語を使って自分で文章を作る問題です。

    HSK4級以下は、中国語検定3級を合格する実力があれば十分対応できます。
    中国語検定3級については「中検3級。勉強時間と合格率を上げる5つの方法」をごらんください。

    公式問題集はこちら

    HSK5級

    HSK5級は中国語検定3級と2級の中間です。

    問題形式

  • リスニング
  • 第1パート20問
    2人の短い会話が1度放送されます。その会話の内容について、もう1人が質問をします。質問に対する答えとして最も適切なものを、4つの選択肢の中から選びます。
    第2パート25問
    比較的長い会話、又は文章が1度放送されます。放送の内容について、もう1人が1つ或いは幾つかの質問をします。その質問に対する答えとして最も適切なものを、4つの選択肢の中から選びます。

  • 読解
  • 第1パート15問
    それぞれの文章の空欄に当てはまる最も適切な語句を4つの選択肢の中から選びます。
    第2パート10問
    それぞれの文章の内容と一致するものを4つの選択肢の中から選びます。
    第3パート20問
    それぞれの文章を読み、質問に対する答えとして最も適切なものを4つの選択肢の中から選びます。

  • 書写
  • 第1パート8問
    与えられた語句を並べ替えて、正しい中国語文を作ります。
    第2パート2問
    1問:与えられた語句を全て使用し、80字程度の中国語文を作ります。
    2問:与えられた写真の内容を表す、80字程度の中国語文を作ります。

    中国語検定3級と2級の差があまりにも大きいため、その中間ポイントとして受験する方が多いように思われます。
    【関連記事】中検2級。勉強時間3か月で一発合格するたった5つの対策

    中国留学として一般的なのはHSK5級合格以上なので、留学者は受験必須です。

    公式問題集はこちら

    HSK6級

    HSK6級は有名大学入学レベルの資格です。

  • リスニング
  • 第1パート15問
    短いフレーズが2度放送されます。放送の内容が写真と一致するかどうか判断します。
    第2パート15問
    短い文が2度放送されます。3枚の写真の中から、放送の内容と一致するものを選びます。
    第3パート20問
    短い会話が2度放送されます。放送の内容と一致するものを選択肢の中から選びます。

  • 読解
  • 第1パート10問
    写真と語句が一致しているかどうかを判断します。
    第2パート10問
    文の内容に合うものを選択肢(写真)の中から選びます。
    第3パート10問
    疑問文に対する答えとして最も適切なものを選択肢の中から選びます。
    第4パート20問
    それぞれの文の空欄に当てはまる最も適切なものを選択肢の中から選びます。

  • 作文
  • 1000字程度の文章を読み、400字程度に要約します。

    中国の大学へ入学するのであれば、HSK6級は是非取っておきたいところです。

    公式問題集はこちら




    HSK各レベルの合格点と合格基準の目安

    HSKは特殊な試験で、5級と6級には合格という概念がなくなりました。
    それでも、従来の基準で資格取得の基準を設けている大学も多いです。

    レベル 合格点 合格基準の目安
    1級 120/200点 中国語を勉強しはじめた方が対象。(欧米向け)
    150語前後の常用単語と文法の基礎能力を備えていること。
    2級 120/200点 中国語学習1年目の方が対象。(欧米向け)
    300語程度の常用単語と基本的な日常会話表現を習得していること。
    3級 180/300点 旅行や日常生活において、基本的なコミュニケーションができること。
    600語程度の常用単語とやや複雑な文法表現をも理解できること。
    4級 180/300点 やや高度な中国語の文章を読み、簡単な文章を書くことができる。
    ネイティブな中国人と自然にコミュニケーションがとれるレベル。
    5級 180/300点 新聞やテレビなどの複雑な内容を理解し、中国語で意思表示できるレベル。
    2500語程度の常用単語と複雑な文法表現を理解でき、簡単な翻訳・通訳ができること。
    本科留学(文系)、ビジネスで使うための最低基準。
    6級 180/300点 ビジネスで即戦力として使えるレベル。
    高度な読解力・表現力を有し、複雑な中国語及び日本語の翻訳・通訳ができること。
    5,000語かそれ以上の常用単語を習得し、会話・筆記ともにその実力を有する。

    HSKと中国語検定の違い

    中国語の検定試験と言えば、中国語検定とHSKが有名です。

    ではこの2つの検定試験にはどのような違いがあるのでしょうか?

    HSKとは

    HSKは、もともと中国で生まれた試験です。

    世界150ヵ国以上で実施されており、日本での受験者は合計12000人を超えました。(2012年調べ)
    現在では受験者数は年々増加していますが、受験者数は1年間に500人程度です。

    英語でのTOEFLの立ち位置で、中国への大学の留学には必要とされます。
    文系ではHSK5級、理系ではHSK4級、一流大学ではHSK6級を求められますが、本科留学するならHSK6級はないと学校生活は厳しくなります。

    HSKの試験はより日常的な文章をメインとしており、実際に中国で生活するのに必要な中国語能力を計る試験だと言えます。
    テストはヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドライン「CEFR」に準拠しており、世界ランクで中国語力がわかる設計となっています。

    中国語検定

    中国語検定は日本で生まれ、日本人の中国語能力を計るために実施されます。

    問題はビジネスで使える中国語をメインとしており、日中翻訳など高度な問題が多く出題されます。
    一般の検定試験と違って試験のレベルが非常に高く、日本人の1級合格者は歴代数人とされています。
    以前は準2級も設置されていましたが、英検などと比較して級のレベルが非常に高かったため準2級を廃止して2級へ繰り上げたのは有名な話です。
    事実上のゴールは準1級と言われるほどです。

    1級合格者には、「通訳案内士試験」の外国語試験が免除されます。

    年間志願者数4万人、累積志願者数96万人、累積合格者数36万人の受験者がおり、日本国内での知名度は年々高まってきています。

    就活への活用

    では、HSKは就活で使えるのでしょうか?

    受験する学生の皆さんは非常に気になると思います。

    じつは、あなたが目指す企業によって取るべき資格も変わってきます。

    理系の企業、中国に深いかかわりがない企業

    日本人への知名度としては中国語検定のほうが圧倒的に優ります。

    理系企業の一部や中国進出しない企業にとっては中国語能力は企業での仕事に直結しません。
    したがって彼らへアピールするには知名度を前面に売り出した中国語検定をアピールして自分の能力を評価してもらうべきです。

    中国進出を視野に入れている企業

    実際に中国で使えるのはHSKです。

    中国進出を視野に入れている企業では中国への知識も豊富で、HSKへの理解度も高いです。

    したがって、より実践力な中国語のスキルをアピールできるHSKのほうを前面に押し出してアピールするべきです。

    さいごまで読んでくださってありがとうございます。

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    ABOUT ME
    yuki
    日々研究に追われる理系大学生。専門は脳科学。 趣味は囲碁と中国語。 性格はおだやかで人懐っこいと言われる。
    詳しい自己紹介はyukiのプロフィールをご覧ください。