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囲碁第43期(2018)名人戦張栩VS井山裕太!日程と結果・棋譜

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第43期囲碁名人戦は2018年8月28日に開幕しました。

国民栄誉賞を受賞し、自他ともに日本最強と認める井山裕太名人。

対するは元五冠王張栩九段。

9年前の名人戦で死闘を繰り広げた2人が、平成最後の名人戦で再びぶつかり合うことになりました。

2008年,2009年の死闘再現なるか、現王者と元王者の激戦に注目です。

第43期(2018年)囲碁名人戦の日程・対局場所

対局 日程 対局会場
第1局 2018年8月28日(火)、29日(水) 東京都文京区「ホテル椿山壮東京」
第2局 2018年9月12日(水)、13日(木) 愛知県田原市「角上楼」
第3局 2018年9月25日(火)、26日(水) 鹿児島県鹿児島市「城山ホテル鹿児島」
第4局 2018年10月10日(水)、11日(木) 兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」
第5局 2018年10月15日(月)、16日(火) 山梨県甲府市「常盤ホテル」
第6局 2018年10月22日(月)、23日(火) 静岡県熱海市「あたみ石亭」
第7局 2018年11月1日(木)、2日(金) 静岡県河津町「今井壮」

主催は朝日新聞社・日本棋院・関西棋院
優勝賞金は3100万円
出場資格は全棋士

張栩VS井山裕太名人戦の結果・棋譜

9年ぶりの対戦となるこの組み合わせ。
井山裕太が時代を築くきっかけとなったのも、当時張栩五冠王から名人を奪取して最年少名人になったことでした。
そんな二人の激戦の記録を棋譜とともにお楽しみください。

棋士名 勝数 第1局 第2局 第3局 第4局 第5局 第6局 第7局
張 栩
井山裕太

第43期(2018年)囲碁名人戦第1局

対局日 2018年8月28日・29日
対局会場 東京都文京区「ホテル椿山壮東京」
黒番 井山 裕太 名人
白番 張 栩 九段
結果 黒番中押勝ち



棋譜再生

両者ともに1日目の形勢は互角、2日目の右辺コウで黒が得して優勢を築いたという見解でした。
黒番:井山裕太名人 中押勝ち

第43期(2018年)囲碁名人戦第2局

対局日 2018年9月12日(水)・13日(木)
対局会場 愛知県田原市「角上楼」
黒番 張 栩 九段
白番 井山 裕太 名人
結果 白2目半勝ち


棋譜再生

難しい局面が続き形勢不明の中、黒83が打ちすぎで守っていたほうが良かったみたい。上辺を取り込んではハッキリ白が優勢になりました。
井山名人が最後の最後に黒243をうっかりしていたらしいですが、それでも白が残っていました。
白番:井山裕太名人 2目半勝ち

第43期(2018年)囲碁名人戦第3局

対局日 2018年9月25日(火)・26日(水)
対局会場 鹿児島県鹿児島市「城山ホテル鹿児島」
黒番 張 栩 九段
白番 井山 裕太 名人
結果

第43期(2018年)囲碁名人戦第4局

対局日 2018年10月10日(水)・11日(木)
対局会場 兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」
黒番 張 栩 九段
白番 井山 裕太 名人
結果

第43期(2018年)囲碁名人戦第5局

対局日 2018年10月15日・16日
対局会場 山梨県甲府市「常盤ホテル」
黒番 張 栩 九段
白番 井山 裕太 名人
結果 黒番中押勝

第43期(2018年)囲碁名人戦第6局

対局日 2018年8月28日・29日
対局会場 東京都文京区「ホテル椿山壮東京」
黒番 井山 裕太 名人
白番 張 栩 九段
結果

第43期(2018年)囲碁名人戦第7局

対局日 2018年8月28日・29日
対局会場 東京都文京区「ホテル椿山壮東京」
黒番
白番
結果

第43期(2018年)囲碁名人リーグ戦の結果

第43期名人リーグ
リーグ戦の注目は芝野虎丸七段
若干18歳ながら国際戦での活躍に加えてリーグ入り、さらにリーグ2位の成績を挙げました。
来季のリーグ戦にも期待が高まります。

そして9年ぶりの名人奪還を目指す張栩九段。
元5冠王の実力を誇る平成四天王の一人ですが、最近は無冠になるうえリーグ陥落と不調が続いていました。
注目の今期は勢いに乗る芝野虎丸、本因坊戦挑戦者の山下敬吾を抑えての全勝優勝
この勢いのまま名人奪還までたどり着けるのでしょうか?

名人戦とはどんなタイトル戦?

一般の方にもなじみ深い『名人』という言葉。
囲碁の名人を取ることは、日本で最も強い棋士であると認識されることになります。

そんな名人戦はどのようにして生まれたのでしょうか?

名人戦の起源は日本最強決定戦
これは呉清源九段を中心とした6人制リーグ戦でした。

旧名人戦は読売新聞社の主催で1961年に発足。
この裏には財政に苦しんだ日本棋院が、契約料増額と引き換えに名人戦の主催を各新聞社に持ちかけた話がありました。
そして引き受けたのが読売新聞社で、旧名人戦の主催者となりました。

1974年、高度経済成長期にあった日本にありながら契約金が一向に増加しないことに不満を持った日本棋院が読売新聞社との契約を打ち切り、朝日新聞社へ契約を持ちかけます。
1億円という高額な契約料で朝日新聞社はこれを承諾しました。
その後、読売新聞社と理事内の争いがありましたが、現在ではすでに読売新聞社と日本棋院は和解しており、読売新聞社は棋聖戦の主催を担っています
こうして今の名人戦である、朝日新聞社主催の新名人戦が誕生しました。

今年で43年目を迎える名人戦。
世界中を見渡しても、40年の歴史を持つ棋戦は数えるほどです。
2日制の番碁という日本独特の囲碁をこれからは私たちが受け継いでいかなくてはいけませんね。

さいごまで読んでくださってありがとうございます。
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ABOUT ME
yuki
日々研究に追われる理系大学生。専門は脳科学。 趣味は囲碁と中国語。 性格はおだやかで人懐っこいと言われる。
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