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定石・手筋

【囲碁定石】小林流研究part1

今日のテーマは小林流です。
小林流の基本布石

一時期黒の必勝布石とも言われた小林流

今でもたくさん打たれています。

では、白の対応を見ていきましょう。



基本的な小林流定石のまとめ

最初に今回紹介する定石の一覧をご覧ください。
それぞれについては以下の各項で詳しく解説しています。

黒成功の小林流定石

黒成功の小林流
結論:黒良し

小林流に対する白の新手

小林流に対する白の工夫
結論:黒良し

白の新手に対する黒の挑戦

黒の反発手
結論:白良し

一般的な小林流対策

一般的な小林流対策
結論:互角

最も穏やかな小林流対策

穏やかな小林流対策
結論:互角

古典的な小林流定石

古い小林流定石
結論:互角

①小林流が力を発揮する進行

白の1間高カカリ
普通に打つなら1間高カカリでしょう。

対して黒は2間高バサミが最も小林流を光らせる手です。

(1)小林流の真骨頂

一般的な進行

普通に飛んでみます。

ここでもし
白が打ちやすい図

黒が受けると、白4以下白は地を取ります。

右下には、ぴったりした攻めがないので
白も十分打てます。
黒は小林流を活かせず主導権を握れなかったため失敗です。

しかし、黒には次のような好手があります。
黒の好手

露骨なノゾキが好手です。

黒3に回っては黒のペースです。
小林流が光っていますね。

これで、白の下辺への侵入を防げています。

念のため、白からの攻撃を検証しましょう。
白の侵入は怖くない

以上のように黒は耐えています。
この進行は黒の小林流が大成功して、地でかなりのリードがあります。

よって白は
普通の進行は黒が打てる

逃げなければならないのですが
地を取りながら攻めることができるので黒は満足です。

このように小林流に対して単調に打つと白は逆襲を食らうので気を付けましょう。

(2)新しい小林流対策

白の工夫

ここに外すのが、白の工夫です。

黒はどう対処すればよいでしょうか。

小林流失敗

受けるのは弱気な態度です。
黒失敗の図
この図は黒の好手を防いだ結果になっており
白の工夫が成功した図です。

先ほどの古典的小林流対策で黒が失敗した図と同じですね。
白は手順を変えて黒を誘っているのです。

また、このとき
黒崩壊の図

ノゾキは白の侵入を防げません。

この図はスミの地が大きく、白満足です。

よって、受けは失敗です

地で戦おうとする小林流

黒失敗の図

ケイマで打ってみます。
対して白は
白満足の図

この図は白が黒地を固めたというよりも
黒が白を強化したと見るのが普通です。

その理由として、先ほどの白成功の図よりも
右辺の黒1子が孤立しているのがおわかりでしょう。

このように主導権を握れない展開では小林流の力が発揮できません。
古典的小林流の成功図と比較したら地も厚みも減っていますね。

よって、ケイマも失敗です。

小林流は簡素に打ち進める

黒の正解手

なんとも冷静な、この1間トビが最善の反発です。

もし白がつながろうとすると
白失敗の図

この図に戻ってしまいます。

なので、白も反発して
古くからの定石

ここまでが、新たに開発された小林流の定石です。
新たに開発されたと言っても、小林流は古い定石の部類なので昔の棋譜にもよく出てきます。

ただし、私の感覚ですが白がやや薄く
このあとの白の打ち方が難しくなることが多いです。

ちなみに、スミですが
このあたりに味が残っているので
黒も悩ましいのは同じです。

小林流の難解変化

黒の反発手

これはすごく難しいです。
小林流はここまで難しい変化をする必要はないですが、これも研究しておく必要があります。

結論は、白満足です。

変化図を下に載せます。
黒の反発に対する白の応手

このあと・・・
結果図

黒はデギリしかありませんが
攻め合いは白勝ち
振り変わりも白良しです。

よって、このツケは反発としては黒失敗です。

反発としては2が最強ですので
以上より
白の1間高ががりは黒有利になります



②最もおすすめな小林流対策

大ケイマカカリ定石

以上のことを踏まえて
最も打たれるようになったのがオオケイマカカリです。

小林流はかなり研究されているので、相手の研究を外そうとしたのが最初の試みです。
なんの変哲もない普通の定石になれば白の作戦通りです。

簡明策に見えますが
恐ろしい変化を含んでいるので注意です。

(1)一般的な小林流の進行

流行りの定石
一般的にはこのような進行が予想されます。

ここで、黒から上手い手があります。

小林流の好手
この手筋の詳細は、「誰でも使える囲碁布石のワンポイント」をご覧ください。

では、白がこちらにひらくと
白はのびのびした定石

ここで、黒は二つの選択肢があります。

穏やかな小林流の進行

良く打たれる定石

一般的な小林流の定石ですね。
ここで白4を省くと
白崩壊の図
白は傷だらけになってしまうので
注意が必要です。

古い小林流定石

古い定石

これは下辺の模様を意識した手です。

白にも右辺に地を与えるため
思い切った作戦といえるでしょう。

今回はここまでです。
続きの記事は【囲碁定石】小林流研究part2です。

さいごまで読んでくださってありがとうございます。
今までの全記事のまとめは記事のまとめページからご覧いただけます。

ABOUT ME
yuki
日々研究に追われる理系大学生。専門は脳科学。 趣味は囲碁と中国語。 性格はおだやかで人懐っこいと言われる。 詳しい自己紹介はyukiのプロフィールをご覧ください。

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