独学のコツ

英語が苦手な中学生必見!教員が教える苦手を得意に変える勉強法とは

英語が苦手な中学生必見!教員が教える苦手を得意に変える学習法とは
「中学生になって本格的に習い始めた英語。最初は楽しんで勉強していたものの、いつからか点数もあまりとれず、なんだか楽しくなくなってしまった…。

塾でも先生が教えてくれて、各単元のポイントを聞いてもその時はわかった気になるけれど、点数は伸びず、英語の力はついていない状態。

わかったようなわからないような状況が続くこのままでは普段のテストどころか、目標の高校にいくのも厳しいかもしれない。なんとかしたい!」

この文章を読んでくださっている方はそんな悩みや不安をお持ちではないでしょうか?

英語はよく積み重ねの教科と言われます。

実際のところ、偏差値60以上を取るためには付け焼刃の学習で達成することはできません。

この記事では、英語の学力を伸ばすための具体的なアイディアをご紹介していきます。

読み進めるうちに、なんとなくぼんやりとした不安感があった英語学習に対して、きっと「これならできる」という前向きな気持ちを抱くことができるでしょう。

ぜひ、英語を得意教科にしていきましょう!

yuki
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今回は教員として10年の指導経験のある方に記事を執筆していただきました。
  • 音読を通して基本構文を身につける
  • オンライン英会話で毎日英語に触れる
  • 図を使って直感的に英語を理解する

自分の苦手の原因を分析してみよう

自分の苦手の原因を分析してみよう
英語が苦手とはいっても、まずどの分野が苦手なのかを把握しないと遠回りになってしまいます。ただ闇雲に取り掛かる前に、まず自分の苦手な分野を把握しましょう。

英語のつまずきポイントを大きく分けると「単語」「文法」の二つが挙げられます。

もっと全体がなんとなくわからないんだけれど
苦手なのは学力テストの長文読解だけなんだけど…

という方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、そういった方も突き詰めていくと根本的にはこのどちらか、もしくは両方が苦手な原因ということができます。

では、以下に詳しく述べていきます。

単語が苦手

最初の語数が少ないうちは出てくる例も簡単で授業にもついていけたけれど、習った単語数が増えるにしたがってスペルミスが増えてきたり、読めない言葉が増えてきた方はここに当てはまるでしょう。

単語が苦手ということは、意味をとらえることができないので文章がよく理解できないことに繋がります。

まずは、これまで学習してきた基本的な単語を使えるようになることが必要です。

受験英語を学ぶには「スタディサプリ」を使う人も多いですね。

文法が苦手!「なんとなく」でしか文章を読めない

単語はミスもなくしっかりかけるし、意味もわかっている。

範囲が決まっている定期テストもそこまで悪くないのだけれど、範囲の広い学力テストでは点数がとれない、そんな方は文法の押さえが甘いからかもしれません。

定期テストは教科書の学習の延長ですので、基本的に学習内容に即したものが出ます。
ですのでそのとき学習した内容を押さえてさえいれば、ある程度の点数は取れます。

けれど、学力テストはそれまで学習した全ての文法に関する問題がランダムに出ますし、長文の読解や並び替えなど、応用力を必要とする問題が出てきます。

文法の理解が曖昧のままだとこういった問題に対処しきれません。

つまり読解の授業を通して文法の理解度を上げていく必要があるのです。

これらの複合型

ここまで読んで、上記の2つともに当てはまる方もいらっしゃることと思います。

やることが膨大に思えてしまい、「一体何から手を付ければよいの?」と途方に暮れてしまいそうになりますが、そんな必要はありません。

単語も文法も、基本的には以下に記述する基本ルールに則って勉強していけば必ず力は付いていきます。

どの学習においても覚えておきたい基本ルール

どの学習においても覚えておきたい基本ルール

音読を重視しよう。声に出すことで定着率を図る

単語や文法を学習する際、音読はどれくらい行っていますか?

定期テストの前の教科書を見直す時しかしていないという方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、英語力を上げたいと願う皆さんにこそ必ず実践していただきたいのは「声に出して練習をすること」です。

一つの文が言えるようになるまで、徹底的に読み返します。

yuki
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では、なぜ音読学習が効果的なのでしょうか。

それは、目で見たりして覚える記憶(知識記憶)だけでなく、口の運動の記憶(運動記憶)と、自分の声を聞く記憶(音の記憶)など、いくつもの要素を合わせて記憶することにより、記憶の定着率が高まるからです。

英語と日本語は全く構造が違う言語で、英語の語順を日本語のルールに則って頭で理解するのは大変です。

けれど、声に出して構文をしっかり記憶すればあとはその引き出しから必要な文を出すだけです。

私の例ですが、私は今でも数を尋ねる質問をするとき

How many bananas do you have ?

という、中学生のときに何度も口に出して覚えた構文が頭の中に浮かびます。

日本語で相手にバナナをいくつ持っているか聞きたいときに、わざわざ「あなたは/バナナを/いくつ/もっていますか」と文節ごとに考えてから発声しないですよね。

英語も構文ごと頭に入れてしまっているのです。こういったモデルとなる文を一つ頭に入れておけば、同じような問題が出たときに対処できます。

例えば、「彼は車を何台持っていますか?」という質問が出たとします。

そうしたら、上の文のなかの「bananas」を「cars」に、「do you have?」を「does he have?」に変えるだけです。

How many bananas do you have ?

How many cars does he have ?

音読を繰り返し行い、基本的な構文をたくさん自然にインプットしましょう。

とてもシンプルに見えますが、その力があなたを大いに助けるはずです。

アウトプットの場を大切に!オンライン英会話を活用してみよう

アウトプットの場を大切に!オンライン英会話を活用してみよう
Average Learning Retention rates(平均学習定着率)という言葉をご存知でしょうか。

この研究では、受動的な学習方法であればあるほど学習内容の定着率は下がり、逆に能動的な学習方法であればあるほど定着率が伸びるという結果が出ています。

具体的には、以下の図のような分析がなされています。

いわゆる講義スタイルでは、覚えた内容の定着率は低く、他者に説明したりすることが最も記憶の定着を高めるようです。

前の項目で暗記した構文をある程度使えるようになったら、今度はそれをもっと定着させるためのアウトプットを重ねていきましょう。

けれど、一体どうやってアウトプットする場を増やしていけばよいのでしょうか?

実は最近ふつふつと人気が伸びてきているのが、スカイプを用いたオンライン英会話を活用することです。

結論から言うと日本人バイリンガルのオンラインレッスンが、中学生には一番効果があります。

オンライン英会話の3つのメリット

日本人の先生もいるので会話だけでなく、文法でわからないところをマンツーマンで聞ける

オンライン英会話の良い所は世界中のネイティブと生きた英会話を話せることです。

もちろん、ネイティブの先生と会話することは発音だけでなくリスニングなど、英語全般における能力を飛躍的に伸ばしてくれるでしょう。

ただし、学校英語の力を高めたいときのおすすめは日本人の先生と会話することです。

オンライン英会話にいる日本人の先生は英語のプロですので、わからないことがあったら一対一でしっかりと説明してくれます。

例えば、助動詞can と willの使い方の違いを聞きたいとき、英語ネイティブの先生に聞くのは質問するのも答えを理解するのも大変ですよね?

けれど、日本語の先生ですと説明がわかりやすく、理解も簡単です。

自分の好きなテーマで定着率をアップさせよう!

人に話すという行為は記憶の定着を飛躍的に高めてくれるという話は先程お伝えしましたね。

オンライン英会話の先生に、覚えた構文をどんどん使って話しかけたり、質問してみましょう。

また、先生からも質問してもらって答え方の練習もしましょう。

紙で勉強しているだけのときよりも、記憶の定着がぐっと高まるはずです。

その時に気を付けてほしいのが、「できれば自分で構文を作って話しかけてみること」です。

また、その構文は自分の好きな題材であればあるほど良いです。

日本語でもそうですが、例えば天気など、興味のない話題を人に振った時、相手がなんて答えたかなんていちいち覚えていないですよね。

けれど、あなたがサッカーが大好きで、友達に好きなサッカーチームの話題を振ったとしたらどうでしょうか?

そのときは、相手の返事を知りたいという明確な目的があって聞くので、記憶に残りやすいはずです。
英語でも同じことが言えます。興味のある話題で英語を学習することで構文の定着率もアップします。

おしゃべりができるようになったら、ネイティブの先生にチャレンジするのもOK!

DMM英会話は数百人という先生から選べるので、趣味の合う先生が見つけやすいです。

毎日、毎週決められた習慣にしてしまうことで英語学習を普通のルーティーンとしてしまう

オンライン英会話を毎日(または週に3日など決まった時間)のルーティーンの一つとして入れてしまいましょう。

一回30分弱のレッスンですので、疲れた時でもそれくらいの勉強ならできるはずです。

勉強を続け、力を伸ばしていくための一番のコツは「習慣化」してしまうことです。

最初のうち慣れるまでは大変かもしれませんが、英語で話すことを習慣にしてしまい、先生からわからない場所やつまずきポイントの説明を聞く時間を毎日の日課に組み込めば飛躍的に力が伸びていきます。

単語の覚え方

単語の覚え方
わからない英語を覚えるとき、あなたは覚えきるまで紙にひたすら書いたりしていませんか?

その方法は、ちょっと非効率です。

ここでは、効果的な単語の覚え方をお伝えしていきます。

記憶のメカニズム~忘却曲線~を意識した学習方法を!

人間の記憶には長期記憶と、短期記憶の二種類があります。

例えば、英語が苦手とはいっても「Hello」や「play」「like」といった単語の意味は覚えているのではないでしょうか。

これはこれらの単語があなたにとって、何度もこれまで触れてきた経験があり長期記憶に刻まれているからです。

けれど、習いたての単語や馴染みのない語などで、学習したはずなのに意味や綴りを思い出せない単語というものは、短期記憶として一時的にしか覚えられていないものです。

これらの短期記憶をできるだけ長期記憶へと変えていくことが単語や語彙数アップには必要です。

yuki
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では、効率よく長期記憶へと変えていくにはどうしたらよいのでしょうか?

ここではエビングハウスの忘却曲線(The forgetting curve)という研究結果に基づいた暗記法をお伝えします。

この研究でエビングハウスは記憶の定着率について調べました。

エビングハウスの忘却曲線
nextglobaljungleより引用

いくつかの単語を被験者は暗記し、その記憶が時間の経過ごとにどれくらい残っているかを調べたところ、一日後には学習した単語の内33%しか残っていないという結果が出たのです。

つまり、人の記憶というものは繰り返し復習をしないと長期記憶として定着しないのです。

単語を暗記する際は繰り返しが重要

一度に100%を覚えきってから次に行こうとしない、何度も繰り返すルーティーンを作ることを意識しましょう。

具体的には、一日10個ずつ覚えていきたいと決めたら、初日はそれらの単語を音読し(書いて覚えるのが得意な場合は書きながら音読してもよいです)

一文字につき30秒~1分くらいかけて覚えるようにしてみてください。

そして、それらの単語を3日後、一週間後、一カ月後というサイクルで見直す癖をつけてください。

それと並行して2日目には10の単語、3日目にはまた10の単語という風に暗記に取り組み、それぞれ上記のサイクルで見直していきましょう。

短期記憶として忘れられていた単語も、何度も復習することにより長期記憶へと移行していき、最終的に効率よくたくさん覚えられるようになります。

覚えづらい単語はgoogleを使ってイメージ化するのも有益

上記の方法で何度か挑戦しても、どうしても意味の覚えられない単語や混同してしまう単語もあるかと思います。

例えばですが、私は中学生のとき「difficult」と、「different」の二つの言葉を覚えることがなかなかできず、苦労しました。

そんなときに用いてほしいのがgoogleなどのインターネットの情報を使って覚える方法です。

まず、googleでdifficultを画像検索してみます。
difficultの検索画面
たくさんの画像が出てきますが、どれも「難しい」「困難」などをイメージさせる画像ですね。

同様にdifferentを検索してみると、「異なる」「違い」といったことに関する画像が出てきます。
differentの検索結果

これらをプリントアウトし、スペルを書き込んで目に付くところに貼るようにしましょう。

そうすることで、だんだんイメージから単語の意味を定着させていくことができます。

この方法は他に意味がどうしても覚えられない単語があるときも有効です。
インターネットをどんどん活用し、言葉のイメージを視覚化することで脳に刺激をあたえていきましょう。

文法の取り組み方

文法の取り組み方
文法は積み重ねの学習です。

そういった意味では算数の学習と同じようにとらえて頂くとよいかもしれません。

例えば、割合を求める計算をしようと思ったとします。
割合を求めるためには割り算の計算ができなくてはいけません。

しかし、割り算を間えずに行うには、その前の九九をしっかりと理解していないとできません。
また、九九も基本は足し算が元になっています。

つまり、6年生の計算をするためには、1,2,3年生の計算の基礎がしっかりとできないと話にならないのです。

英語もこれと同じようなことが言えます。

「では、もう手遅れ…?」と悲観してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

基本はbe動詞と一般動詞の理解

どんな文法も上記2つの動詞の使い方をしっかりと理解するところから始まります。

be動詞とは何か、一般動詞とは何かということを定着させましょう。

それが理解出来たら、それぞれの形の疑問文・否定文を先程挙げた音読を用いながら練習していきます。

たくさんの問題集にこの時点で手をつける必要はありません。

とにかく、教科書または参考書に載っている構文を繰り返し何度も行い定着させましょう。

そのうえでオンライン英会話などで先ほど挙げたアウトプットをたくさん行い、しっかりと理解しましょう。

意味が分からない問題やどうしても理解できない文法に出会ったときは積極的にオンライン英会話の先生に聞き、その都度解決していきましょう。

これらを繰り返し、しっかり時間をかけておくことで、その後の他の文法の理解が飛躍的に楽になります。

品詞の意味や役割を理解するのも重要

品詞の役割や意味、がわからないことも文法理解の妨げとなります。

例えば中学一年生では先に挙げた二つ以外にも、「三人称単数現在形 代名詞 進行形 疑問詞 過去形」などを学習します。

これらの名称の意味がまず日本語で理解できないと、英語で何を学習するのかの意味がとらえられません。

そこで、そういった方には「くもんの中学英文法(スーパーステップ)」を用いることもお薦めです。

この参考書のよいところは、そもそもの文法事項の意味をわかりやすく説明してくれているところです。

その上で、英語に置き換わった時の文法のきまりを説明しているので大変整理してあり、理解しやすい構成となっています。

数ある参考書の中でも、イチオシの本です。

中学英語のまとめ

中学英語のまとめ
どんな学習においてもそうですが、自分の何が苦手か、どこが理解できていないかを知ることが得意になるためのスタート地点といえます。

自分の今置かれている現状に危機意識をもち、この記事をお読みくださっただけであなたはこれを読む前とは全然異なっているはずです。

勉強を続けるためには、「わかる」がないとおもしろくありません。

上に書かれたいろいろな方法を試していただくことで、わからなかったものが少しずつわかるようになります。

いつか「得意教科は英語です」と言えるようになりましょう!

この記事のまとめ
  • 音読を通して基本単語と文法を理解する
  • オンライン英会話で毎日少しでも英語に触れる
  • 図を使って直感的に英語を理解する

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