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江戸時代に活躍したおすすめ囲碁棋士!【本格的に強くなるには】

囲碁の江戸時代に活躍したおすすめ棋士!【本格的に強くなるには】

囲碁を打つ人が一度は憧れを抱いたことがあるのが、江戸時代の囲碁界でしょう。

日本囲碁界を語る上で、江戸時代の囲碁界の功績は決して無視することはできません。

私も高校時代、江戸時代の棋士が好きになってひたすら古碁を並べていたことがありました。
古碁を並べることは現代でも重要で、私も古碁を並べ始めてから確実に実力は上がっていきました。

この記事では、そんな私がおすすめする江戸時代の囲碁界を紹介します!

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江戸時代のおすすめ囲碁棋士

江戸時代の棋士はたくさんいますが、私がおすすめするのは次の3名です。

  • 本因坊道策
  • 安井知得
  • 本因坊丈和

この3名の棋譜は、何度も何度も並べました。それぞれが特徴のある強さを持っている棋士です!

本因坊道策

本因坊道策は、私イチオシの棋士です!

本因坊道策の強いところは、緩やかに見えて狙いを秘めた打ち方と、切れ味の良い鋭い手筋が飛び出してくるところです。

本因坊道策は強すぎて来る人来る人をコテンパンにしていたのですが、非常に囲碁の芸術性を重視していた人物です。

「この形勢ではもう一歩深く打ち込まないと勝てない。でもそれは本質的に正しい手ではなく、私には打てない。」

として一歩引いて打ち、結果は2目負けだった棋譜があります。

本因坊道策ほどの実力があれば相手のミスを狙って勝ちに行くこともできたはずなのに、棋譜の芸術性を重視してその後も美しく打ち続けたのはすごいこだわりですよね。

本因坊道策の棋譜にはハッとするような鋭い手筋がたくさん登場しますが、棋譜がひときわかっこよくて綺麗だなと思います。

安井知得(安井仙知)

安井知得さんはヨセがめちゃくちゃ強い棋士です。

江戸時代の対局は持ち時間制度がないため、終盤にかけて非常に制度が高いことが特徴ですが、知得さんの碁は格別に終盤の正確さがピカイチです。

「終盤になれば知得の碁」と言われるように、ヨセ勝ちの棋譜がたくさんあります。

六段以下の方にはまず、「囲碁初心者がゼロから学ぶ3つのヨセの超基礎知識!」や「コウの価値を計算する!3分の1目とは?」で紹介したヨセの基本知識を勉強することをおすすめします。

高段者になると、知得さんのようにヨセの強い人の棋譜を研究するのが効果的な方法です。
棋譜を最後まで並べ、その最後から1手ずつ戻していってその手の大きさを計算していきます。できればよくある形は暗記していくとさらに強くなれます。

本因坊丈和

本因坊丈和は戦いの力がめちゃくちゃ強い棋士です。

古碁の序盤は穏やかと言われますが、丈和さんはかなり激しく打ちます。

さらに丈和さんは盤面を広く見ることができて、戦いの中でフリカワリの形勢判断もピカイチです。なんとか生き生きかと思いきや全て捨てて周りからの締め付けを狙うなど、棋譜を並べると衝撃を受けるでしょう。

現代の囲碁でも序盤から激しい戦いになることが多いですが、丈和さんの戦い方はちょっと違います。ただ力強い碁を打つだけではなく、自分はしっかり守る上で相手の弱みを残す打ち方がめちゃくちゃ上手いです。

戦いに自信がない人や、本格的な攻めの碁を学びたい人には本因坊丈和の棋譜はおすすめです。

江戸時代と現代囲碁のルールの違い

江戸時代は現代の囲碁とかなり違った環境でした。現代の感覚からすると江戸時代の囲碁界は再現不可能なのですが、そんな環境だったからこそ生まれた名局も数多くありました。

江戸時代はコミなしだった

江戸時代のルールでは、囲碁に「コミ」というものが存在しませんでした。

コミとは、囲碁で有利とされる先番と、不利な白番の差を無くすために設定されたルールのことです。

詳しくは「囲碁ルールのコミとは?9路盤でも6目半は適正?【先番有利は欠陥じゃない】」を読んでみてくださいね。

江戸時代の黒番白番の勝率

当然のことですが、コミがない江戸時代では黒番の勝率が約7割であったという説が有力です。

もちろん昔から黒番有利の事実は認識されていたので、黒番はゆっくりと打ち、白番は主導権を握って黒のペースを乱すような戦術が一般的でした。

コミがない時代には、実力が互角の場合は複数回手番を入れ替えて勝敗をつけます。

実力が少しだけ下の場合は、下手から見て「黒番・黒番・白番」というように有利な黒番を多めに設定します。

江戸時代が終わると一発勝負の対局が多くなり、コミによって黒番と白番を平等にしようという動きが強まりました。

江戸時代の囲碁が学べる方法

江戸時代の囲碁界にはとても魅力が詰まっています。最後に、江戸時代の囲碁を学ぶおすすめの方法を紹介します。

江戸時代の棋譜を並べる

先ほど紹介したように、江戸時代の囲碁は「コミなし・持ち時間なし」と、現代とは全く違う条件で打っています。

そのため、江戸時代の打ち方をそのまま真似すると現代の囲碁には合わない場面が多いです。

ただ、江戸時代は手筋に明るく本筋で攻める棋士が多いため、筋の良い囲碁を学ぶことができます。さらに終盤の正確さは、時間制限のない古碁の良さが詰まっているのでぜひ勉強してみてくださいね。

依田紀基さんの「並べるだけで強くなる 古碁名局集」が一番人気ですね。

江戸時代の詰碁を解く

江戸時代には囲碁を打つことが職業として確立された時期でもあり、囲碁の書籍もポツポツと出始めました。

三段以上の方であれば、「碁経衆妙」、「玄々碁経」を解くことをおすすめします。

このような古典詰碁は囲碁の本筋を学べるので、強くなりたいなら絶対に読むべき本です。

基本的にはこの2冊でOKですが、もっと読みたい方は「囲碁の詰碁のやり方・考え方を徹底解説【厳選、効果が出る本を推薦】」を読んでみてくださいね。

以上、「囲碁の江戸時代に活躍したおすすめ棋士!【本格的に強くなるには】」でした!

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