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囲碁ニュース

囲碁ルールのコミとは?9路盤でも6目半は適正?【先番有利は欠陥じゃない】

囲碁のコミとは?
囲碁のコミとは何か知りたい人
囲碁のコミとは何か知りたい人
囲碁のコミって6目半と聞くけど、そもそもコミとはなんのこと?

今回の記事を読むと以下のことがわかります。

  • 囲碁のコミとは何かわかる
  • 海外のコミ事情がわかる
  • 9路盤でのコミ6目半の意義がわかる
  • コミを使った囲碁の楽しみ方がわかる

この記事を書いている私は囲碁歴18年の大学生です。

コミの他にも囲碁のルールはたくさんありますが、他の項目に関しては「囲碁ルールの「難しい」を「簡単」に!【初心者・子供でも大丈夫】」に全てをまとめているのでぜひ目を通してくださいね。

囲碁のコミとは?【先番有利は欠陥じゃない】

囲碁のコミとは?【先番有利は欠陥じゃない】

囲碁のコミはどんなルール?

囲碁のコミとは、黒と白の公平性を保つために設定されたルールのです。

囲碁では先番の黒の方が好きなところへ先着して戦術を立てやすく、歴史的にも統計的にも先番有利がはっきりしています。もし囲碁が先番必勝のゲームならにぎりの時点で勝負が決まってしまうので、なんだか面白くないですよね。

現在は6目半のコミがルールとして定められていますが、適正目数は未だ模索中です。世界各国でコミの目数は違っていて、日本でも2002年にコミの目数を5目半から6目半へ変更しています。日本棋院の規定もまだ確定しているとは言えないので、コミの目数は今後も変更される可能性があります。

囲碁のコミの歴史

日本でコミが初めて設定されたのは1939年の本因坊戦からです。

昔は先番有利を知りながらもコミが設定されていませんでした。これは黒番と白番を何度も入れ替えて、時間をかけて両者の決着をつける方法が一般的だったからです。

しかし昭和時代に入って1発勝負で勝敗をつける試合が増え、黒番と白番の不公平性が勝負へ大きく影響を及ぼすようになったことで黒番と白番の公平性を保とうとする動きが始まりました。

当初はコミ4目半でした。しかしそれでも黒番の勝率が高く、1964年に5目半に2002年に6目半へ変更されました。現在ではほぼ互角なものの6目半コミではやや白有利の見方が広まっています。

【関連記事】囲碁の発祥起源は4000年前の中国!歴史から見る日本の未来は?

置き碁でのコミのとは

正式なルールとしてはあまり認められていませんが、私たちが普段碁会所(囲碁クラブ)で対局するときには置き碁でもコミを設定することがあります。

コミは自由に数字を決めてハンディを設定することができるので、置石1つ分よりも細かいハンディを決めることができます。

多いのは3の倍数で、3目半、6目半、9目半という感じで数字を決めています。ちなみに「囲碁初心者がゼロから学ぶ3つのヨセの超基礎知識!」で詳しく紹介していますが3目って逆ヨセ1つで終わるレベルなので、低段者以下ならほぼ無いと考えていいです。こんな感じで細かく数字を決めることができます。

そのほかによく設定されるのは、「黒番半目コミだし」です。黒番が半目コミを出すので、盤面持碁なら白が半目勝ちということですね。よく見る「持碁白勝ち」と意味は同じですが、コミの数字でルールを統一するなら「黒番半目コミ出し」と書くほうが統一感があります。

日本以外の国でのコミとは

国名コミ
日本6目半
中国中国ルール3子3/4(日本ルールでは7目半に値する)
韓国6目半
台湾台湾ルール8点(日本ルールでは7目半に値する)
アメリカ7目半
国際共通6目半(開催地によって変更あり)

9路盤でのコミは6目半が適正なのか


結論から言うと、9路盤でもコミ6目半は適正だと考えられています。

9路盤は盤面が小さくて字が作りにくいので、地合い勝負になると流石に6目半のコミが大きく感じられます。

しかし9路盤の盤面の狭さは、先番の主導権の影響が強く、先番の有利度は19路盤よりも大きいです。従って、盤面が小さくてもコミ6目半で互角に近い状況だと言えます。

ちなみに9路盤対局の大人気アプリ「囲碁クエスト」ではコミが7目で、持碁の場合は引き分けとなっています。囲碁クエストでは中国ルールの計算方法なので、日本ルールで9路盤対局をするならそれに合わせて6目半コミが妥当かなと思います。

9路盤は序盤の研究が本当に大切で、9路盤を極めるなら「決定版!囲碁9路盤完全ガイド」などで研究する必要があります。私は9路盤をほとんど打たないので、6目半コミの体感はガチプレイヤーに聞いてみたいところですね。

囲碁における先番有利の検証

囲碁では先番有利なことが昔からはっきりわかっていたことです。各時代ごとに主な公式戦の統計を集めたデータがあるので、まずはそちらをご覧ください。

コミ黒番勝率
コミなし約70%
4目半55.8%
5目半52.9%
6目半50.63%

参照:先手番の優位性とコミの効力についての考察

囲碁のコミを活用した対局の楽しみ方

コミを設定することは、私たち対局の自由度をすごく広げてくれます。

例えば、置き碁対局では布石がなくていきなり中盤に突入するので普段とは違った囲碁になります。しかし置き碁に合わせたコミを設定することで、実力差のある人同士でも序盤を含めた勝負ができます。

だいたい置石1つで10目と数えるので、5子の差がある時は白番50目コミ出しのように設定します。
置石対局に飽きた時はぜひやってみてくださいね。

囲碁のコミとは?についてまとめ

囲碁のコミのまとめ
ここまで、囲碁のコミについて紹介しました。

囲碁のコミとは、黒番と白番の公平性を保つために重要なルールなのですが、その適正目数はまだハッキリわかっていません。

さらにコミを自由に設定することで、いつもの対局にちょっとスパイスを加えることもできます。

コミのあり方については昔も今も議論があるところですが、コミをうまく使って戦術の組み立てを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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yuki
名前:yuki 日々研究に追われる理系大学生。専門は脳科学。 趣味は囲碁と中国語。 性格はおだやかで人懐っこいと言われる。 詳しい自己紹介はyukiのプロフィールをご覧ください。
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